〈訴訟２〉控訴審判決のお知らせ
本日、5月18日（木）に東京高等裁判所にて労働訴訟（原告：安西彩乃、2021年2月1日提起）の控訴審判決の言い渡しがありましたのでご報告いたします。この訴訟は、安西さんが黒瀬氏から受けたセクシャルハラスメント、黒瀬氏および合同会社カオスラとその社員・スタッフから受けた退職勧奨について、2021年2月1日に安西さんが訴えを起こしたものです。
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主文
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本件控訴をいずれも棄却する。
2 控訴費用は控訴人の負担とする。
2 控訴費用は控訴人の負担とする。
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全面的に安西さんの主張が棄却される大変残念な結果となりました。
内容としても第一審判決の追認にとどまるものに読めます。安西さんと弁護人は、この判決を一般的な事実認定から外れているとし、上告受理の申立てを行う予定です。
並行して行われている名誉棄損訴訟（原告：合同会社カオスラ、被告：安西彩乃・note株式会社、2020年10月16日提起）でも控訴審が進行中です。月末の5月30日には当初は予定されていなかった弁論準備が行われます。通常、控訴審で弁論準備（=争点整理）が行われることは稀ですが、裁判官の申し出により実施されることになりました。裁判官は、第一審判決の事実認定を再検討する必要性について考えている可能性があります。
二つの裁判はまだまだ進行中です。そして安西さんが告発をした当初よりも問題解決という点では大きく前進していないこと、逆に3年間の月日が経過してしまったことにより、一連の問題自体が美術業界において風化しつつあることへの懸念を私たちは抱えています。
今後とも訴訟の経過について情報発信を行っていきますので、ぜひご注目をいただけますよう、よろしくお願いいたします。
内容としても第一審判決の追認にとどまるものに読めます。安西さんと弁護人は、この判決を一般的な事実認定から外れているとし、上告受理の申立てを行う予定です。
並行して行われている名誉棄損訴訟（原告：合同会社カオスラ、被告：安西彩乃・note株式会社、2020年10月16日提起）でも控訴審が進行中です。月末の5月30日には当初は予定されていなかった弁論準備が行われます。通常、控訴審で弁論準備（=争点整理）が行われることは稀ですが、裁判官の申し出により実施されることになりました。裁判官は、第一審判決の事実認定を再検討する必要性について考えている可能性があります。
二つの裁判はまだまだ進行中です。そして安西さんが告発をした当初よりも問題解決という点では大きく前進していないこと、逆に3年間の月日が経過してしまったことにより、一連の問題自体が美術業界において風化しつつあることへの懸念を私たちは抱えています。
今後とも訴訟の経過について情報発信を行っていきますので、ぜひご注目をいただけますよう、よろしくお願いいたします。
Be with Ayano Anzai 代表 関
参考資料
「高等裁判所が第二審としてした判決に不服がある場合の手続について(Q&A)」 （裁判所web） 「２ 高等裁判所における民事訴訟事件（控訴審）の審理の状況」（p115／裁判所web）
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控訴人：安西彩乃
被控訴人：黒瀬陽平、合同会社カオスラ、社員F、スタッフK
被控訴人：黒瀬陽平、合同会社カオスラ、社員F、スタッフK