〈訴訟3〉 新たな訴訟の開始について

2024年4月1日
Be with Ayano Anzai

2023年7月27日、カオスラ社員F・スタッフKから安西彩乃さんに対して新たな訴訟が提起されました。訴訟1・2の判決を根拠に、原告が違法な退職勧奨やハラスメント行為をおこなった事実は存在しない、被告安西さんの投稿した記事内容は虚偽である、これによって著しく社会的評価を低下させられたとして、原告2名それぞれに対して賠償金110万円を支払うよう安西さんに求める訴訟です。


本団体は、カオスラ側2名より提起されたこの訴訟を批判的に捉えています。カオスラ側は、一度は行った謝罪を撤回し対話による解決や第三者による調査を放棄して法的手段に踏み切ったことへの反省、黒瀬氏のセクシュアルハラスメントについての説明を公の場で一切行っていません。そして現在も、社員Fとセクハラ加害を行った黒瀬氏がともに芸術活動を続けている状況を鑑みても、この訴訟提起の社会的正当性を疑わざるを得ません。

訴訟提起は自由ですが、止むに止まれず告発という手段をとった安西さんを名誉毀損で訴える行為は、彼女に精神的・経済的負荷を負わせ、追い詰めていく手段です。訴訟の影響により、もう4年以上も安西さん個人の生活の基盤が損なわれ続けている事実がある以上、支援団体は本訴訟提起を批判します。カオスラ側の「名誉」は彼らの不誠実な対応の結果として、失うべくして失われたもので、裁判によって回復できるものではありません。まず考えるべきは自らの名誉ではなく、一連の問題への反省のはずです。









© 2024 by Be with Ayano Anzai