Be with Ayano Anzai
Be with Ayano Anzai は、黒瀬陽平氏と合同会社カオスラ(以下カオスラ)によるハラスメント被害を受けた安西彩乃さんの民事訴訟および被害回復の支援を目的とする団体です。本団体は、安西さんと対話を重ねながらサポートを行ってきた有志を中心に組織されています。
問題の発覚当初、カオスラはパワーハラスメント行為の事実を認める旨のリリースを公開し、第三者による調査・報告を行うとしていました。しかし、その後カオスラは第三者調査を行わないままに「安西さんによる複数の不法行為があった」とリリースを公開するとともに、安西さんを提訴しました。カオスラは訴訟において、名誉毀損の被害を主張し、安西さんとnote株式会社に対し記事の削除を、安西さんに対し賠償金500万円の支払いを求めています。安西さんはすでに弁護士費用等の負担をひとりで背負っている状況にあります。
第三者による調査を行わぬままにカオスラが起こした名誉毀損訴訟は、一度は自らが認めたハラスメントの事実をふたたび隠蔽し、法廷準備などの負担を強いることにより安西さんの口を封じようと威圧をかける、いわゆる「スラップ訴訟」にあたるものだと考えられます。 このカオスラによる訴訟提起は、同様の問題に直面している人々を萎縮させ、声をあげることを難しくするものでもあるでしょう。
公正な法的手続きを経て事実が明らかになることは、未来の美術業界におけるハラスメント問題の抑止にも繋がるはずとの思いで、有志はこの団体を立ち上げました。また、本団体の活動の根幹には、一連の経緯を公開することで同様の被害にあった誰もが参照できる共有知としたいという、安西さんの意志があります。
安西彩乃さんの裁判に関心と応援をお寄せくださる皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願いします。
問題の発覚当初、カオスラはパワーハラスメント行為の事実を認める旨のリリースを公開し、第三者による調査・報告を行うとしていました。しかし、その後カオスラは第三者調査を行わないままに「安西さんによる複数の不法行為があった」とリリースを公開するとともに、安西さんを提訴しました。カオスラは訴訟において、名誉毀損の被害を主張し、安西さんとnote株式会社に対し記事の削除を、安西さんに対し賠償金500万円の支払いを求めています。安西さんはすでに弁護士費用等の負担をひとりで背負っている状況にあります。
第三者による調査を行わぬままにカオスラが起こした名誉毀損訴訟は、一度は自らが認めたハラスメントの事実をふたたび隠蔽し、法廷準備などの負担を強いることにより安西さんの口を封じようと威圧をかける、いわゆる「スラップ訴訟」にあたるものだと考えられます。 このカオスラによる訴訟提起は、同様の問題に直面している人々を萎縮させ、声をあげることを難しくするものでもあるでしょう。
公正な法的手続きを経て事実が明らかになることは、未来の美術業界におけるハラスメント問題の抑止にも繋がるはずとの思いで、有志はこの団体を立ち上げました。また、本団体の活動の根幹には、一連の経緯を公開することで同様の被害にあった誰もが参照できる共有知としたいという、安西さんの意志があります。
安西彩乃さんの裁判に関心と応援をお寄せくださる皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願いします。
NEWS
安西さんは、2019年4月より合同会社カオスラと株式会社ゲンロンの提携事業であり黒瀬氏が主任講師を務める『ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校』のTA(ティーチングアシスタント)として、また同年5月よりカオスラのアシスタントスタッフとして勤務を開始しました。カオスラでの勤務開始以降、安西さんは黒瀬氏より継続的なセクシュアルハラスメントを受けていましたが、業務に支障を来すこと、職を失うことへの不安から被害を公にすることができずにいました。 2020年5月、黒瀬氏の配偶者に事態が発覚したことを発端に問題化し、黒瀬氏、カオスラ社員F氏、スタッフK氏は安西さんに対して不当に退職を迫るなどのパワーハラスメントを働きました。
7月、安西さんの心的不安が表れたツイートを確認したゲンロンにより双方への事情聴取が行われ、7月22日にはゲンロンがカオスラとの業務契約を解除。7月24日にはカオスラより、黒瀬氏からアシスタントスタッフに対するパワーハラスメント行為の事実およびそれに対する社員とスタッフの加担を認めるプレスリリースが発表されました。カオスラは同日付で黒瀬氏を解任し、今後は第三者による調査を行うとしていました。
8月1日、安西さんは「美術業界で二度とこのようなことが起きぬよう事実関係を公表する必要があると判断」したとして、一連の問題に関する詳細な経緯を記したテキスト『黒瀬陽平と合同会社カオスラによるハラスメントについて』をnoteに投稿しました。その後もカオスラは第三者による公正な調査を行わずに、10月20日には新たなプレスリリースを発表。 前プレスリリースを「不正確」として撤回の上、安西氏の側に不法⾏為となりうる複数の問題⾏為を確認したとして、安西氏を提訴したという内容でした。
訴状によると、カオスラは「記事にあるようなセクシュアルハラスメントおよびパワーハラスメントの事実は存在せず、記事内容は虚偽である」として名誉を毀損されたと主張し、安西さんとnote株式会社に対し当該記事の削除、安西さんに対し賠償金500万円の支払いを求めています。
7月、安西さんの心的不安が表れたツイートを確認したゲンロンにより双方への事情聴取が行われ、7月22日にはゲンロンがカオスラとの業務契約を解除。7月24日にはカオスラより、黒瀬氏からアシスタントスタッフに対するパワーハラスメント行為の事実およびそれに対する社員とスタッフの加担を認めるプレスリリースが発表されました。カオスラは同日付で黒瀬氏を解任し、今後は第三者による調査を行うとしていました。
8月1日、安西さんは「美術業界で二度とこのようなことが起きぬよう事実関係を公表する必要があると判断」したとして、一連の問題に関する詳細な経緯を記したテキスト『黒瀬陽平と合同会社カオスラによるハラスメントについて』をnoteに投稿しました。その後もカオスラは第三者による公正な調査を行わずに、10月20日には新たなプレスリリースを発表。 前プレスリリースを「不正確」として撤回の上、安西氏の側に不法⾏為となりうる複数の問題⾏為を確認したとして、安西氏を提訴したという内容でした。
訴状によると、カオスラは「記事にあるようなセクシュアルハラスメントおよびパワーハラスメントの事実は存在せず、記事内容は虚偽である」として名誉を毀損されたと主張し、安西さんとnote株式会社に対し当該記事の削除、安西さんに対し賠償金500万円の支払いを求めています。